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Mar 11, 2019

地芝居と教会の旅

岐阜の地芝居の芝居小屋めぐり、長崎五島列島の潜伏キリシタンの教会めぐり。2つの旅を続けて挙行している。かたや歌舞伎、かたや信仰、カテゴリーや中身こそちがいますが、その地域のコミュニティの「核」になっている、という点で、両者には相通ずるものがとても強い。

なにより、いずれも、地域のコアとして、いまも「現役」というのが、すばらしい。世代や性別の隔たりなく、その土地のあらゆる層の人々が、芝居を演じること・見て楽しむこと、を通じてなごやに結ばれている。

なので、おなじ1つの旅がずっと続いているような気さえします。そんな旅のしめくくりは、毎年恒例の、博多座での学生さんたちの歌舞伎観劇セミナーのお仕事でした。若い皆さんの好奇心のきらめきを、今年もたくさん見届けることができて、嬉しかった。エネルギーをしっかり受け取って、まもなく東京へと帰ります。ありがとう!