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Oct 4, 2021

横綱白鵬が引退した。枠におさまりきらない言動や荒々しい取り口が、横綱の「品格」という点でさまざまな議論を呼んだが、ものすごい力士であることには、間違いない。長年本当にお疲れさまでした、角界の屋台骨を支え続けてくれて、ありがとうございました、とまずはねぎらい感謝をささげたい。

引退会見で、横綱は、こう述べた。

技をたくさん持った人は怖くなかったが、型を一つしっかり持っている人は、怖かった。

そして、そうだからこそ、基本動作を徹底して覚えることが、大事だ、と。

いわゆる器用貧乏に終わる人と、本当の意味でマルチに活躍して結果を残す人。両者の違いは何なのかなぁ、と前々から思っていたが、大成する人ほど、型や基本の底支えが、しっかりしているんじゃないか。それがないと、あれもこれもいろいろこなせても、そのどれもが、中途半端な「それなり」の仕上がりにとどまってしまうのではないか。

基本の型、という自分軸がしっかりとあって、なおかつさまざまな分野にそれを応用、発展できる人は、おそらくほんの一握りで、そういう人こそ、マルチの呼び名に値するのだろう。