okken.jp
Dec 27, 2021

吐露

年内最後のつれづれ日記です。実家での両親の介護(と記すのも仰仰しくて何か気が引けるのですが)が始まり、それに伴う東京と故郷との二拠点生活への移行、実家における自分の居住環境の整備など、目まぐるしく過ごした一年でした。そして、年末に差し掛かるころ、余りにも大きい、悲しい、永い別れがありました。「喪失感」という言葉自体は知っていましたが、それは、こういうことなのか、こういう思いがするのか、、、ぽっかり空いた穴の、想像を絶する大きさや深さに、愕然としている自分がいます。

歌舞伎とは、自分にとって、ほとんど全て、中村吉右衛門さんのことでした。これから先の自分が、歌舞伎を、今までのように愛するべき対象として感じとれるのか、愛好し応援し続けることが出来るのか。いまはまだ、自信も確信も持てません。「歌舞伎ソムリエ」を名乗りながら、そんなことではいけないとは、重々わかってはいるのですが。

何か違うステージへ、自分は向かわなくてはならない、向かおうとしている。そんな実感と共に、年を越します。とにもかくにも、歌舞伎のために自分に出来ることを、これからもコツコツと積み重ねて参ります。