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歌舞伎ソムリエつれづれ日記

歌舞伎のこと、日常のこと、思いつくままに書きとめています。

Nov 30, 2019

美しく老いる

「老人の美学」(新潮新書)を出された筒井康隆さんが、ご自身の理想の老人像を新聞のインタビューで問われて、歌舞伎役者は良い年のとりかたをしている人が多い、と答えている。なにより所作が美しいし、いかに自分(の芝居)が美しく見 …続きを読む

 

Nov 21, 2019

11月の国立劇場

過去の自分自身や自分が属していた組織・仲間・コミュニティの輝かしさと、いま現在の現実との落差に、うまくアジャストできなくて引きこもってしまう、こころを閉ざしてしまう、、、そんな人間や人生の悲劇は、決して珍しいものではない …続きを読む

 

Nov 5, 2019

俊寛の島の噴火

歌舞伎や文楽の「俊寛」の孤島のモデルとされる硫黄島(鹿児島県)の火山が噴火した。ゆるやかな噴煙はずっとあがっていたのだが、気象庁が「レベル2」を示す規模で、火山活動の水準が上がったらしい。25年くらい前に一度自分も訪ねた …続きを読む

 

Oct 7, 2019

勧進帳のノーサイド

ラグビーのワールドカップが素晴らしい盛り上がりを見せている。大会マスコットのモチーフになったのは歌舞伎舞踊の「連獅子」だが、ぼくにとってラグビーとつながる歌舞伎は、なんといっても「勧進帳」だ。 主君の義経を守りぬいて、な …続きを読む

 

Sep 28, 2019

クリムト展

豊田市にて、クリムト展を見る。点数をしぼった、切れ味のいい展覧会。会場自体の素敵さとのバランス、一体感が気持ちよかった。 若い時代の、基礎のたたき込みかたが、やっぱりこの人も、すごい。自分で白紙に方眼マス書いて、そこにモ …続きを読む

 

Sep 21, 2019

句会

30代すぎから10年ちかく、句会に通ったことがある。いま振り返って、あれは本当にありがたかったなぁ、と思うのは、そのときの俳句の先生が、ごく普通の季語だけを毎回毎回、お題に出されたことだ。花、雪、月、梅雨、新緑、紅葉、枯 …続きを読む

 

Sep 16, 2019

京都にて

いずれ自分もこの世を去るとき、誰にも恨みや妬み、憎しみを残さずに、旅立っていかれるだろうか。いや、そもそも、死ぬときってどんな気持ちがするのだろうか。怖いのかなぁ。寂しくて、死ぬのが嫌で嫌で、たまらないのだろうか。胸のな …続きを読む

 

Sep 9, 2019

飯田にて

歌舞伎の巡業を半月後にひかえる信州・飯田に、公演のみどころトークのために訪れた。その旅に携えた一冊がこれ。残留孤児の養父母の健在者が、いよいよ残り少なくなっていて、その証言をネットに残して後世に伝えるとりくみが、中国の黒 …続きを読む

 

Sep 8, 2019

顔ぶれ

今季こそリーグ制覇への道のりは厳しくなってはいるが、カープをここまでのチーム力に引き上げるのに大いに貢献した優秀なコーチ二人が、その後ヤクルトに移籍した。その効果が当初は、出てるなぁ、と思うことも度々あったが、今季はその …続きを読む

 

Aug 26, 2019

虹のフシギ

ゲリラ豪雨 頻発する夏のゲリラ豪雨にはほとほと困らされるが、好きな点もある。雨上がりの鮮やかな虹をたびたび見られることだ。最近はスマホでそれを撮って、SNSにアップしている方も多いようですね。 虹は、むかしの日本人だって …続きを読む

 

Aug 18, 2019

高畑勲展

青空いっぱいに大きく2回こぐブランコの、一回めをこぎきったとき、飛んでいた小鳥の群れがびっくりして方々に散り散りになるが、そこからぎゅーんと元に戻っていくブランコを鳥たちは揃って追いかけ、反対側から再びこぎ始める間際に一 …続きを読む

 

Aug 11, 2019

政岡の炊事

8月の歌舞伎座の公演が始まった。毎年定着している、1日を午前、午後、よるに分けての三部制公演だ。11時開演の第一部には、大名家の乳母・政岡が、お家乗っ取り派の悪計から若君を必死に守る名作「伽羅先代萩」が出る。政岡が、おな …続きを読む

 

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