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Dec 11, 2018

河井寛次郎記念館

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京都南座の師走の顔見世歌舞伎を有志で観劇するのに先立ち、五条坂の河井寛次郎記念館にしばし立ち寄りました。
一つ一つの調度のバランスや、場所ごとの目に入ってくる光景の美しさや落ち着き、などなど、隅々まで行き届いた美の探究心が、すばらしいの一言。こころの背骨がしゃきんと伸びる空間です。

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歌舞伎役者の楽屋の、鏡台まわりの化粧道具の配置、佇まいにも、同じような気品を、いつも感じます。役者さんごとの使い勝手や身体生理に裏打ちされた、楽屋での立ち居振舞いと連動した美しさのなかで、役々のこしらえは出来上がっていくのでしょう。

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