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Oct 25, 2022

「ぼくもやりたい!」が、歌舞伎の芸の本質

歌舞伎の「勧進帳」を、ピアノの弾き語りでやった時の懐かしい写真が出てきました。

来月からいよいよ、新しい市川團十郎の襲名披露公演が歌舞伎座で始まりますが、「勧進帳」も上演されます。弁慶のあの迫力満点の芝居は、「ぼくもやってみたい!」という芝居好きの心を、理屈抜きに焚き付けるんですよね。

歌舞伎という芸能の本質は、やってみたくなる・真似したくなる芸能、なんじゃないかなぁ。子どもたちが、好きな野球選手のバッティングフォームを真似したくなる、あの無邪気さに似た感覚。それを実践しているのが、各地に残る地芝居、地歌舞伎なんだと思います。