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Dec 14, 2018

映画「私は、マリア・カラス」の広告記事

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映画「私は、マリア・カラス」の広告記事の、中村吉右衛門さんのインタビューが、素晴らしい。
映画のPRを完璧にまとめ上げる締めくくりコメントへ向かって展開する、オペラ&歌舞伎の比較、共通項、吉右衛門という名への思い、覚悟、演技論、、、一言一言とその行間とに、みごとに凝縮されている。

いちばん印象的だったのは
「いつか歌舞伎を、オペラのように、世界に認められる芸術にしたい、と(映画を見て)思いを新たにしました」
つまり、歌舞伎の現状は、まだ、そうなってはいない、と吉右衛門さんは言われているのではないか。そう言わざるをえない何かが、吉右衛門さんの胸の中には、あるのではないか。
このことをじっくり噛みしめなくては、と強く思いました。