Apr 8, 2019
天上天下唯我独尊
花まつりの東京、よるは冷たい雨になりました。
中、高、と仏教系の学校に通っていたので、毎年4月8日は、職員室のすぐ隣だったかなぁ、お釈迦様に甘茶をかけたり、それを飲んだりできる場所が設けられ、そこに休憩時間に出かけるのが楽しかった。ああいう6年間(中高一貫だったので)の蓄積が、いま振り返ったときに、とても貴重な体験だったなぁ、としみじみ思います。
トラボルタを気取ったようなポーズの小さなお釈迦様が、身体じゅう甘茶まみれで、つやつやピカピカしてて、可愛かったなぁ。甘茶をひしゃくでそそぎかけるときの、ちょろちょろ、とくとく、という音も、なんか、好きだった。
4月8日は自分のなかで、母校のありがたさを、一番感じる日かもしれません。そして、本当の教え・本当の助けや導きには、あとあと振り返って、そうか、と初めて気づかされるような、さりげなさが大切なのかもしれません。自分の歌舞伎のトークにも、そういう味わいが、いつか出せるようになりたい、ならねば、と思います。