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歌舞伎ソムリエつれづれ日記
Sep 7, 2020

秋の深まりと共に

10月の歌舞伎公演の情報が出そろってきた。出そろう、という表現が使える状況になってきたのが、なんといっても嬉しい。 東京では、歌舞伎座に続いて、国立劇場でも本格的な公演が再開する。そして我が故郷名古屋の御園座も。 興行現 …続きを読む

 

Aug 31, 2020

母に会いたい男たち

9月の歌舞伎座にかかる「引窓」は、心ならずも人をあやめてしまった相撲取りが、人目をさけて逃亡のはてに、年老いた母に会いにきた、という芝居だ。その母の継子が村代官になりたての若者で、しかもこの相撲取りを捕まえる、という代官 …続きを読む

 

Aug 24, 2020

ルーベンスの見得

先日、ユーチューブの対談動画のゲストに、公認会計士・小説家の田中靖浩氏をお迎えした。最新刊「名画で学ぶ経済の世界史」(マガジンハウス)を取り上げながら、歌舞伎~美術~歴史や経済をさまざまに行き来するお話をご一緒した。 収 …続きを読む

 

Aug 17, 2020

いろんなめにあう

先日のプロ野球の試合で、ジャイアンツの原監督が、ピッチャー温存のためもあって、負けゲームの終盤に野手に登板させた。この采配が賛否を呼んでいるが、否定的な評論家の大半が、監督未経験者、という点が、ぼくにはとても興味深い。江 …続きを読む

 

Aug 10, 2020

長崎の原爆の日に

これを書いているきょうが、8月9日。終戦の直前、長崎に原爆が投下された日です。最近、毎週日曜のあさ10時から、フェイスブックでトーク動画の生放送をお届けしています。その週の新聞記事に歌舞伎の話題などもからめ、毎回思いつく …続きを読む

 

Feb 13, 2020

ノムさん

NHKの「ビッグショー」だったかなぁ、野村克也さんがゲストの回があった。 苦労なさった少年時代、新聞配達で家計を助けた思い出話のコーナーで、ぶ厚い束になって平積みされた新聞がワゴンに乗って出てきた。 さあ野村さん、当時を …続きを読む

 

Jan 27, 2020

思案の外(ほか)

人気芸能人の不貞問題で世間が騒がしい。つまり、外野・第三者が騒がしい。亭主の長期不在中に、酔った弾みもあってあやまちをおかしてしまう、武家の妻の芝居は、昨年暮れの京都の顔見世でも久しぶりに情報された、近松門左衛門の作品。 …続きを読む

 

Dec 2, 2019

歌舞伎座の白雪姫

冷たい雨のなか、初日を迎えた師走の歌舞伎座。新作の白雪姫は、メルヘンチックなおとぎ話と決めてかかっていると、いい意味で期待や予想を裏切られる。一種のサイコサスペンス、サイコホラーに仕上がっている、とも言える。 あたかもそ …続きを読む

 

Nov 30, 2019

美しく老いる

「老人の美学」(新潮新書)を出された筒井康隆さんが、ご自身の理想の老人像を新聞のインタビューで問われて、歌舞伎役者は良い年のとりかたをしている人が多い、と答えている。なにより所作が美しいし、いかに自分(の芝居)が美しく見 …続きを読む

 

Nov 21, 2019

11月の国立劇場

過去の自分自身や自分が属していた組織・仲間・コミュニティの輝かしさと、いま現在の現実との落差に、うまくアジャストできなくて引きこもってしまう、こころを閉ざしてしまう、、、そんな人間や人生の悲劇は、決して珍しいものではない …続きを読む

 

Nov 5, 2019

俊寛の島の噴火

歌舞伎や文楽の「俊寛」の孤島のモデルとされる硫黄島(鹿児島県)の火山が噴火した。ゆるやかな噴煙はずっとあがっていたのだが、気象庁が「レベル2」を示す規模で、火山活動の水準が上がったらしい。25年くらい前に一度自分も訪ねた …続きを読む

 

Oct 7, 2019

勧進帳のノーサイド

ラグビーのワールドカップが素晴らしい盛り上がりを見せている。大会マスコットのモチーフになったのは歌舞伎舞踊の「連獅子」だが、ぼくにとってラグビーとつながる歌舞伎は、なんといっても「勧進帳」だ。 主君の義経を守りぬいて、な …続きを読む

 

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