京都にて
いずれ自分もこの世を去るとき、誰にも恨みや妬み、憎しみを残さずに、旅立っていかれるだろうか。いや、そもそも、死ぬときってどんな気持ちがするのだろうか。怖いのかなぁ。寂しくて、死ぬのが嫌で嫌で、たまらないのだろうか。胸のな …続きを読む
飯田にて
歌舞伎の巡業を半月後にひかえる信州・飯田に、公演のみどころトークのために訪れた。その旅に携えた一冊がこれ。残留孤児の養父母の健在者が、いよいよ残り少なくなっていて、その証言をネットに残して後世に伝えるとりくみが、中国の黒 …続きを読む
顔ぶれ
今季こそリーグ制覇への道のりは厳しくなってはいるが、カープをここまでのチーム力に引き上げるのに大いに貢献した優秀なコーチ二人が、その後ヤクルトに移籍した。その効果が当初は、出てるなぁ、と思うことも度々あったが、今季はその …続きを読む
虹のフシギ
ゲリラ豪雨 頻発する夏のゲリラ豪雨にはほとほと困らされるが、好きな点もある。雨上がりの鮮やかな虹をたびたび見られることだ。最近はスマホでそれを撮って、SNSにアップしている方も多いようですね。 虹は、むかしの日本人だって …続きを読む
高畑勲展
青空いっぱいに大きく2回こぐブランコの、一回めをこぎきったとき、飛んでいた小鳥の群れがびっくりして方々に散り散りになるが、そこからぎゅーんと元に戻っていくブランコを鳥たちは揃って追いかけ、反対側から再びこぎ始める間際に一 …続きを読む
政岡の炊事
8月の歌舞伎座の公演が始まった。毎年定着している、1日を午前、午後、よるに分けての三部制公演だ。11時開演の第一部には、大名家の乳母・政岡が、お家乗っ取り派の悪計から若君を必死に守る名作「伽羅先代萩」が出る。政岡が、おな …続きを読む
最新号 ちょい見せです!
毎月「歌舞伎キャラクター名鑑」を連載させていただいている、月刊ディスカバージャパン。 最新号が発売されました。歌舞伎座で8月に上演される、「伽羅先代萩」の、ヒロイン政岡と息子の千松にスポットをあてました。 イラストはおな …続きを読む
ディープインパクトと狐忠信
ディープインパクトの急死の原因である頸椎の損傷は、過剰な頻度の種付けの過労がたたったからだ、という見方が有力になってきたらしい。スポーツ報道を見比べ・読み比べても、現役時代、種牡馬時代の、いわゆる「戦績と稼ぎ額」だけにフ …続きを読む
ランチパーティー 開催せまる!
10月の名古屋顔見世にご出演の中村雀右衛門さんが、8月4日、名古屋まで駆けつけてくださる。おくだ会で会場を手配してのランチパーティーで、顔見世に向けて応援・盛り上がりムードを高めていこう!、と思いがピタッと一致して実現し …続きを読む
進化論と千本桜と
ダーウィンの「種の起源」を、子供向けの絵本にセンスよくまとめた本と、若い読者(ではないけどね、自分は。今や笑)のため、と銘打って原著を半分以下に要約した本とを買いました。 要約した本についていうと、たとえば、原著のなかの …続きを読む
茨木市にて
大阪の茨木市に歌舞伎の講座のために訪れる。市の文化施設で講座を主催してくださったのは、中学・高校を通じての同級生だった落合くん。最初に知り合ったときから数えて40年後に、こういう形でご一緒できる、というありがたさ、時の積 …続きを読む
ローアングル
在来線の2階建てグリーン車の、下の階に乗って、他府県での会食に向かっている。駅で停車中に、窓から見えるレールをパチリ。 で、再び電車が走り出して車窓に目をやると、ふだんよりも低い目線での、そのぶん地べたに近いところからの …続きを読む